つるや講とは、『伊勢講』の現代版です。
宿泊されるお客様が講員となり、お泊りの際(チェックインの時)、つるや講の看板のプリントアウトをフロントに提示して
いただければ、講員だけの特典が待っています。典内容は、各月ごとによって違いますのでお楽しみに。
お泊りの際はぜひ看板のプリントアウトをご持参ください。(携帯画面可)
※つるや公式予約サイトのみ使用可能【他の予約サイトは使用不可】。他の特典とは併用できません。団体不可。
「伊勢に七度、熊野に三度、お多賀(愛石とも)様には月参り」と詠われたように、
伊勢は神宮鎮座の地として幅広い階層の人々の聖地、あるいは「心の故郷(ふるさと)」として親しまれてきました。
その神宮に対する信仰は、中世から近世にかけ御師(おし)(伊勢では「おんし」)と呼ばれる人々の活動により、
全国に広められました。
御師達は、大麻(御札)や伊勢暦などを各地へ配り、我々の祖先と神宮との精神的なつながりを保ち、
農作業の拠り所としての神宮の神徳を説きました。
この為、江戸時代以降は伊勢参り(参宮)も盛んに行われるようになりました。
その御師による師檀関係(御師と檀那(だんな)との関係)の組織化と伊勢参宮への勧誘により、
伊勢信仰が村落へも浸透し、農民層からも参宮への志向が次第に増加すると共に、
村落では講を組織して年に一度、数人の講員を村の代表として参宮させる代参方式がとられた。
この風習は、明治以降も続けられ、このような講組織を「伊勢講」或いは「神明(しんめい)講」と呼ばれた。
又、それぞれの講組織により「○○講」と名前が付けられた。